「吸う」ことが自然な乳児期には、口の機能や形態に問題は生じません。
でも、離乳が完了して口の動きは「吸う」から「かむ」ことに変わってくると、おしゃぶりもそろそろ卒業の時期を迎えます。
2歳をすぎて奥歯のかみ合わせができた後もおしゃぶりを使うと、歯並びやかみ合わせに影響が出やすくなります。
また、唇の閉じ方や舌の使い方にも問題が生じやすくなります。
乳歯の奥歯が生えてくる1歳半ごろからやめる準備をはじめて、2歳すぎまでにはやめれるといいですね。
全体として指しゃぶりについては3歳ころまでには、特に禁止する必要はないです。
同時に、子どもの生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やすようにしましょう。
4歳以降も頻繁な指しゃぶりが続く場合は、小児歯科や臨床心理士の連携による積極的対応が必要です。