歯科医院での患者急変に対応するためのstudy group「AneStem」と昨年(2020年)7月にオンラインシミュレーションセミナーを当院「伊丹市 木下歯科」にて行いました。
その遠隔シミュレーションを活用した歯科治療時の偶発症セミナーに関する論文(Letter to the Editor)が「J Dent Anesth Pain Med」に掲載されました。
Zoomを用いて当院木下歯科のスタッフと、遠隔地にいる歯科麻酔専門医(新潟大学 岸本准教授)とをつなぎ、歯科治療中の全身的偶発症の診断や初期対応について学びました。
遠隔シミュレーションは医学教育ではいくつか報告がありますが、歯学教育においてはこれが世界で初めてです。
この方法であれば、コロナ禍でも人の移動を日々の生活と同程度に抑えながら、偶発症対応を専門家から学ぶことが可能となります。
こちらの論文はopen accessですので、どなたでも全文を読むことができます。興味があればぜひご覧ください。